『Diner』漫画版1,2巻 感想
映画化しましたねDiner。観られていないので観たい。
今回読んだのは
平山夢明原作、作画は河合孝典の漫画版。
…刺激的だな殺し屋バイオレンスもの!!くー!
笑えるシーンも多い。そんで絵がすごく綺麗。
料理めっちゃ美味しそう〜!!見ているだけでお腹が好きそうな料理はDinerの醍醐味の一つですよね。
髪の長い殺し屋ポロンの、飄々としたビジュアルも性格も好き〜そう、髪の長い人は、戦闘の時に髪が翻るのが格好いいのだ。
小説にはこの人は出てきていただろうか?うろ覚えなのでまた読み返したい。
優しいし余裕があるし切れ者だよ〜この人…そして姿を隠して娘に尽くす。娘のためなら命も惜しくない。
そういう自己犠牲を惜しまない者が、お前が捨てられる命ならばお前の命は賭け金としての価値がない、と本人にとって大切な人を人質に取られる展開は正直胸熱でした。
鋭利なコインを口に含んだオオバカナコの土壇場根性に目つき、格好いい。
ペテンを働いてた殺し屋とカナコのゲーム相手、姑息なこともして人の命を弄ぶのを楽しんで自分が加害側なのを信じて止まない人が、物理的な痛い目にあうのが、なんだか狼の口を思い出したな…ああいう表情に。
因果応報ではあるんだけど、見ていられない。
スキンすごい穏やかでいい人!好き!嫌な予感はしたけどすごい良い人に書かれたから結末か変わらないか期待したくなってしまった。やっぱこうなるよな!!!うん
手がつけられなくなったスキンを見て『waltz』に出てきた人助け好きの殺し屋を思い出したりした。
スキンを暴走させてしまったカナコへのボンベロの台詞が、なんというかこういう人を知っているので切なかったな…
スフレに満足してしまえばトラウマが蘇る、そこへ逆戻りすれば奴は自らを殺す。そんな事信じられないって表情だな…しかしお前はスキンの人生を知らない。スフレを食べれば死 しかし母のスフレはまた食べたいーそうした矛盾した動機を奴は命綱にしていたのだ。
自分を罰する事で生きていられる人間もいるんだ!
渇望する望みを叶えない事が生きる糧になる奴が!
原作小説
こちらも小説原作の、頭を使って戦う殺し屋が入り乱れる漫画。バイオレンス具合といいテンポといい非倫理と人情とコメディのバランスといい、dinerが楽しい人は相当楽しめると思う。 |