stormy97’s diary

あわよくば人に勧めたい、作品の紹介と感想

BORUTO-NARUTO THE MOVIE- 感想

大人になったナルトとサスケが良いよ!とおすすめされて気になっていた、「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-

 

内容を知らずに観ましたが、漫画『BORUTO』の父子のくだりの映像化って感じでしたね!

 

テンポが良く、最後まで楽しんで観ました。

作画もすごく綺麗だった…バトルシーンは特に、音も絵も、さすがは少年漫画…!と感じさせる、大迫力。

複数人での戦闘はもちろん、一人にスポットを当てた場面…序盤のサスケの戦闘場面なんかも、華麗な体捌きに、剣を突きつける姿、と格好良かった!

 

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【以下ネタバレ感想】

 

ナルトとサスケのコンビネーションでの戦闘はアツかった〜!

大人になって落ち着いた二人は、安定感があって良いです。

うちは一族の男たちって、強いんだけど気がつくといなくなっていそうというイメージがあるので、サスケがしっかりと帰ってきて支えるポジションに就いたのはすごい事だなと思う。

それに、九尾とスサノオの合体技が見られるとは。あれって本編での二人の努力と傷跡の証じゃないですか。対立していた二人が、そうして色々な物を背負って、獲得して、共闘するまでになったのは感動的だった…。

 

 

次世代

漫画のタイトルにあるように、これはNARUTOの"次世代"の話。

スピンオフとして別の作品という感じではなく、ちゃんとNARUTOの流れの先にあることが伝わってくる作品でした。

反省を生かし、語り継ぎ、前に進む。

 

作中で「犠牲や尽力によって」「先の大戦を越えた今」といったことが語られていて、ぐっときましたね…。前作で好きだった人のほとんどは"犠牲になった者達"なので、他人事とは思えない。

 

対戦が終わり平和になった里、先代の反省を生かして前進する次世代、語り継がれ引き継がれていく信念に願いに師の技…

ストーリーが動く前から、感極まる要素だらけでした。

希望を感じる…😂

 

次世代が可愛いんだまた!
幼く、子供らしい活気を持っている、無邪気な次世代。任務に張り切ったり、言い争いしてみたりと、子供らしい。子供が子供らしくいられる世界にありがとうと言いたい。
「生まれる命、死ぬ命」でイタチがサスケに感じた希望にも、こんな部分もあったのかなぁ。

まだ言うんだけど、ツンツンしたサラダや、ナルトの応援に喜んでベットの上でジタバタするボルトが超可愛かったですね。
子供達からは遺伝を色濃く感じますね。EDで各登場人物の家族が映るのだけど、両親の特徴がそれぞれ継がれていて、納得😌
サラダはビジュアルからしてうちはの血だ〜。彼女の写輪眼が出ると、ゾクゾクします。

 

前作からの繋がりといえば、中忍試験で

「迫り来る墨のプールを前に、自分達が間違った選択をしたと受け入れ、そもまま落ちて黒くなる奴」が失格で、

「追い込まれてから、諦めるか諦めないか」が趣旨となっているんですよね。

 

そのまま落ちて黒くなる奴というのは、諦めや絶望から、間違った道に踏み込んだままダークサイドに落ちた人々の事を指すのかなぁとか、考えさせられます😢それを超えていくことを学ばせている次世代には、かつてのオビトは生まれないのかもしれない。

生死が関わらない試験内容であることも、進んだのだなと感じます。

 

 

内容

ボルトの思いや叫びは胸が痛くなる。親に親として近く接してほしいという思いがリアルだよなぁ…。

ボルトは昔のサスケと似ていると言われていましたが、彼を見てると父親に認めてもらいたがっていた時期のサスケを思い出しますね。あの時も、可哀想じゃん認めてやれよ〜!と思わされた。父はけして子供を嫌いという訳ではないのだけどね。

ところで、「ウスラトンカチ」の訳は「負けず嫌い」だったんだ 笑

 

他に好きなシーンは、一瞬映ったサクラとサスケの後ろ姿。本編とは雰囲気の違う、夫婦の絆を感じて素敵だった。落ち着くところに落ち着いたんだなぁ。

 

あとモモシキ襲撃後のヒナタについて、おしとやかなお母さん然としていた彼女は、ナルトを攫った…つまりそれ程の強敵に立ち向かっていったんですね。根っこで強くて格好いい人だなと思います。

 

モモシキの技は、おぞましかったですね〜。赤い光線を迸らせる、黒い球体が禍々しい。九尾は核兵器を思い出させたけど、こっちの否応無く降ってくる、逃げ場のない巨大な力って天災みたいな怖さがあって…作画がすごいのも相まって、小さな子は泣かないか!?これ!?と思った。

 

あとは…NARUTOの頃から、私はあまり大筒木が好きじゃないのだけど、これを観ていてその理由がわかった。

彼らは今のところ、勧善懲悪で倒されるべき「絶対悪」なんだ。神のように超越した次元のものとして書かれているのもあってか、薄っぺらく感じてしまう。

これまでの敵は、背景や信念を持っていた。敵であって悪とは言い切れない、だからこそ魅力的だったんですよね。そしてそういう敵だから、主人公らにもいっそう感情移入できた。

これから大筒木にもそういったものが描かれたら嬉しいなぁ。それとも、本人らはあくまで人とは考えの違う存在だから、彼らに従う者や利用される者の事が描かれるようになるのかな?

それはそうと大筒木の悪人面は生き生きしていて、THE•ゲス顔でとても良かったです。笑

 

 

全体に、綺麗で、可愛く、グッとくるところの多い映画だったので、手元に置いておきたくなりました。

NARUTOBORUTOの映画はこれからもあるのかな?今度があれば、映画館で観たいな。